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スタッフブログ2022/3/8 火
掛川市D様邸 建築中⑭
こちらの真っ黒なモノ、何かわかりますか?
これは『すすだけ』といいます。
↓ 以下Wikipediaより
煤竹(すすだけ)とは、古い藁葺き屋根民家の屋根裏や天井からとれる竹のこと。
100年から200年以上という永い年月をかけ、囲炉裏の煙で燻されて自然についた独特の茶褐色や飴色に変色しているのが特徴。
煙が直接当たっている部分は色濃く変色しているが、縄などが巻かれて直接煙が当たらなかった部分は変色が薄く、ゆえに1本の竹に濃淡が出て美しい表情をもつ。
昨今は煤竹そのものの数が希少傾向にあり、価格は1本で数万円することもある。
何百年と長い時間をかけて真っ黒くなった竹ですが、ある手間を加えるとこんなにきれいになります。
その手間というのが、スチールウールタワシで磨くことです!
ガスコンロなどに焦げついた汚れを落とすのによく使用しますよね。
同じ要領で、煙で燻された表面をこすると黒い部分が落ちて竹本来の色味が出てくるのです。
黒く燻された竹も味があっていいのですが、この艶や濃淡がでている竹も美しいです ✧
昨日のブログの最後に載せた銘木は
お施主様が前住んでいた家から受け継いだ、落し掛けに使用されていた木のようです。
(落し掛けとは床の間の小壁の下に取り付けられる化粧材のことです)
水平を取ったり、ノミで削ったりして・・・
煤竹と銘木を組み合わせて・・・
並びもジグザグ・・・
工芸品のようになってきました!
さて、どこにつくのでしょう?